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23:56:59
ようやく様々な心労から解放された秋雨です。

と、安心していたらまた新たな悩みの種が…まぁこちらはいずれ解決していくとして。
そろそろ多忙も一区切り。息抜きするだけでなくたまには息も吸ってくださいね? 窒息しますから。

と、そういうわけで(どういうわけでしょうね)明日から友人たちと一泊二日で温泉行ってきます。場所は箱根。いいですねぇ、また新しいネタも湧くかもしれません。
まぁ実際この旅行の計画わずか一分で決まりました。以下その時の会話の要約。

私 「どっか旅行というか温泉行きたいな(軽い冗談のつもり、だったけどできれば行きたい)」
A 「お、なら行こうか。今やっと暇になったし」
B 「いいね。何処がいいかな?」
私 「(まじで!)箱根…うん、箱根行きたい。近いし」
B 「んーそれだといつ行く? あんまり遅いと大変だし」
A 「そうだなー。八日なんてどうよ」
私 「早いな。でもそのくらいがちょうどいいか」
A 「うん、その日バイトは行ってないからなんだけどね。Bは?」
B 「大丈夫だと思う。まぁ詳しくは後で決めようか」

という事で帰宅後にちゃっちゃと宿泊場所を探して予約して終了の運びになります。計画性皆無ですね、すいません。
そんな感じで一つ、旅行へ行ってきます。もしかしたら帰って来てから旅行の出来事書くかもしれません。


ここまで私信。次は文章のコーナーです。軽くてゆるい話を目指していたらいつの間にか思わぬ方向へ転がって行ってジャンル分け不可能な事態に。どうしましょうね。とりあえず、そんなに長い話ではありません。コメントにて感想疑問ここの文章破たんしてるぞ抗議いちゃもん等いただけると有難いです。

この先十里







日付はまだ変わっていないが、十分夜も更けてきたという時間。神社への鳥居をくぐり抜けてくる人影が一つ。だが、よく見るともう一人が背負われていて、二人であるという事が分かる。背負われている方は目を閉じ完全に体を預けていて、動く様子はない。一方で背負っている方は人一人を背負っていても顔色を変えずにただ黙々と歩く。

「兄貴はさっきの新年会、楽しかった?」
「新年会だったのか…ただ汁粉飲んでいただけだったが」
「言い方が違ったところでやることは変わらないから」
そうか、と背中からの声に返しながら、歩を緩ませようとしたが、それをすると背に乗せているのが殴ってくる。気をとりなおして歩きながら、考える。
「汁粉はうまかったし、それなりに賑やかで、会話も弾んだようだったから、楽しかったと思う」
「その結論だけ言ってれば良かったんだけどね…」
「そう言わないとすぐ理由聞いてくるから」
「わかってないな、兄貴は。その理由を聞く過程がやりたかったのに」
生温い息が耳にかかる。溜め息とは失礼な、と思いつつ、口には出さない。出したところで意味はなく、こいつが他人にこんな態度をとることはないから、世間的には問題はない。理不尽な態度や失礼な行動で悩むのは身内だけで十分だ。
「お前は外面は問題ない。他人が見る内面も良いし」
ぼろっと口から本音が。
「身内から見る内面と外面に問題があるのは知ってますよーだ。直す気も無いから放っておいていいよ」
背中に頭突き。背負っている奴がいきなり動くものだから少しよろけるが、頭突き自体は大して痛くはない。
「いや、外面には問題ない。誰が見てもそれは認める。ただ少し、な」
「何がただ少しな、だよ。逆に聞くけど内面の問題点ってどのくらいある?」
「口が悪くて配慮が足らず理不尽で空気を読む事がない上に不器用で無鉄砲に行動するが飽きやすく無責任で考えが浅く計画性皆無のくせに無茶な行動をとり自分の状態には無神経で家事ができず開き直りよく自分の事を棚に上げる、と。まだ出そうと思えば出せるが」
「十四個か。まだまだ少ないね」
勝ち誇ったように鼻で笑う音が聞こえたがそこは勝ち誇るところではないと思う。
「ぱっとでるのはな…あー、一つ忘れてた」
「何さ」
「どれもこれも直す気は全くない」

救いようのない話、とこいつは笑い。
全くだ、と苦笑する。

「兄貴は」
「ん」
大分小さい声で言ったつもりが、さすがにおぶさっているせいか聞こえたようだ。いつもみたいに後ろを歩いてれば聞こえなかっただろうに。
「あー。兄貴は恋人とかまだいないの」
仕方なく、疑問を口に出す。兄貴は肩をすくめて、
「いると思って聞いてるのかい」
「全く」
「じゃあ無駄だろうに。それに、恋人と言うかそういう立場の人はいるな」
頭に一人の女性が思い浮かんで、眉をしかめる。
「あの人、恋人って言えるの」
「不可能。むしろ保護者だ。だから恋人のような立場なんだ」
恋人の定義が何らかの依存をしあう関係っていうなら、恋人と言えなくもないけどあの人の目的は違うからなぁ。ある程度兄貴に依存してるけど兄貴からあの人への依存ってないから。
 やっぱり、兄貴の言う保護者っていうのが正しいわけで。個人的には押しかけ妻な気もするけど。
「あの人が義姉になってくれたら楽しいと思うけどなぁ」
うん、あの人なら素直にそう思える。
「そうかぁ。なら今度言ってみるか」
「何を、とは聞かないよ。わかりきってる事聞いたって無駄だからね。とりあえず、断られる方に兄貴の家事当番一カ月分」
まぁそうなるといいな、と言うだけの話であの人が了承するとは思えないからね。
「ずいぶん大きく出るな。それは断られなかったらお前が一カ月二倍家事やるってことでいいのか」
「そう。だからさっさと行ってフられてくるといいよ。それで兄貴が二倍家事をやると良い。その分楽ができるから。兄貴はもしかして断られないと思ってるの」
「やってみないとわからない事もある。今回はわかりきっているが」
うーん。この場合の兄貴のわかりきっているは…
「どっちだと思うのさ。」
「それは…」

「「フられる」」

ぷっ、と兄貴と一緒に吹きだして、二人で夜だけど大声で笑った。

 人が、他人から見て、自分でもわかりきっている、明らかに利にならない事をする理由って何だろうね。それは兄貴のようにどうしようもない負い目からかもしれない。つまりは弱みだね。確かに弱みがあれば不利になる事をしなければいけないかもしれない。これが一番多い理由かな。でも、それ以外でも確かに行動をとる人はいる。
 たとえ話ばかりで悪いね。人によっては…不利な行動、という言葉の上に、一見…という言葉を見る事が出来る。一見不利な行動。その言葉の後には、しかし、が続く。
 そういうのを…奇跡、と呼ぶのかもね。

 要はそういう事。でも目標は半分達成だったから、兄貴の家事は二倍になる事はなく、また減る事もなかった、という結末。この結末に驚いたのは兄貴だけだったり。
 兄貴は言わなかったけど、問題点の追加。

 天邪鬼な所、だね。
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コメント
覗き見厳禁
なんだかんだで、今まででの中でもかなり好きかも知れない。
物語の背景がスッと入ってきて、かといって情報量の多すぎないバランスが私の中でベストランカーでした。

いいもの読ませてもらいました
よるそら│URL│2010/02/08(Mon)04:34:53│ 編集
湯けむり殺人事件~ぽろりもあるよ~
仲のいい兄弟ですね。心がなごむ。
はじめは兄貴の一人称(か、もしくは三人称)で、 全くだ、と苦笑する。 のあとくらいから弟の一人称の文章なのかな?
途中で変わってるからちょっと不思議だった。
鴉の濡れ羽│URL│2010/02/08(Mon)14:19:45│ 編集
しかし犯人はヤス
最近ようやく秋雨の文面的特徴が分かってきた気がする。

兄弟ものは考えやセリフがシンクロしてる描写があるとなごみますなぁ…。
ショルマ│URL│2010/02/09(Tue)01:08:47│ 編集
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