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kirakira
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20:24:33
少なくとも2つはあったけどこことは全く関係ないんだ。お久しぶりです、秋雨です。生活していく中でなんだか残念な事が増えていって首が回らなくなりそうですが、何とかしていきます。
春先は花粉症が猛威をふるいます。花粉症を患っている方は早めに病院へ。私は花粉症はないのですが他の事情で病院へ行くことになりそうです。通院費、薬代が心配です。

さて、今日は持って来ましたよ。書いてきましたよ、文章。テーマは特になし。あるかもしれないけど、特に意識してません。ゲフン、そんなわけで今回は流用です。年始ごろにアップした炬燵猫の話の人物を再登場させてます。宜しければご覧あれ。腐れ縁の悪友側の目線からのお話。本当に短い文章。五分で読み終わり落ちも簡単。さささっとどうぞ。では感想意見苦情いちゃもん等なんでもコメントしてくれると有難いです。

この先五里ほど

 
 

 講義終了の鐘がなる。今日で集中講義も終わり。遠出するのも良いかと思い、愛車の鍵を取り出した時、不意に袖を引かれた。
 横を見ればいたのは腐れ縁の愛猫友人。何故か机に突っ伏したまま腕だけ伸ばしてこっちを引き留めていた。
「さっさと帰りたいんだけどさ」
「どっか遠出しようとしていた奴がどの口で言うか」
しっかり見てるわけな。それにしても今日はいつにも増して目付きがひどいな。こいつは極端な細目で、いつもは(一見さんには)わからないような目付きの悪さが中途半端に開かれているせいではっきりとわかる。
 少なくとも、余裕がないとき以外でこいつが細目をやめることはない。
「なんで目が開いてるかわからない。話す気があるなら一緒に来るか? 愚痴程度ならいくらでも」

 一時間程高速にのってとあるパーキングエリアまでやって来た。そこそこ大きい所で、見晴らしのよい広場がある。そこでとりあえず小休憩。相変わらず沈んだままの阿呆はここまで一言も話さず。どうしたものかととりあえず二つコーヒーを買う。
「面倒だな。ついてきたってことは話す気はあるか。車の中で話さなかったのは…まぁ、聞けばわかるか」
「聞いてくれよぉ…」
いきなり耳元であいつの声。危うくカップのコーヒーを落とすところだった。
「驚いたか?」
「いや、コーヒーこぼしそうになる程度にしか」
苦し紛れに返して、コーヒーを渡す。阿呆は小さく礼を言ってケラケラと笑う。
「で、何を聞いて欲しいんだ? まさかお前の金銭状況や恋愛事情じゃないな? そうだったらそのコーヒー代返せ」
自分で言っておいてなんだが、こいつの表情を見る限りそんな事はないだろう。
「うわ、そう来るか。そんなこと相談するわけないさ。簡単に言うとうちのヒバの事なん」
「よし歯喰いしばれ」
「待て早まるな少しは」
「腕は残しておくから筆談でいいなよし行ってみよう」

三分後。

「んで、猫が何だって?」
「ひどい、本気で殴るなんて」
「横面だけだったにしておいたんだから有難く思え。さあ吐け。猫がなんだって?」
少々教育的指導を加えて素直になった阿呆に改めて問う。阿呆はベンチに置いておいたカップを手に取って、
「いや、家のヒバが最近こっちをずーっと見つめるようになってきたんだよ。もしかしたら嫌われたのかと思ってて…特に嫌がられるようなことしてないのに。匂いもつけないようにしてるしいつも通りにしてたんだけどな…」
ヒバ、というのはこいつが飼ってる…ではなく、こいつと一緒に住んでる猫の名前だ。よく考えれば、ヒバ中心にこいつの気分やら生活は回っているんだったな。そこに思い当らなかったこっちのミスか。こんなことなら、珍しく心配した労力を返せ。
「で、何か心当たりはないかと?」
待ってましたと言わんばかりに、こっちを指さしてくる。失礼だからどけろ。
「そう! 正直に言うと他に要因があるとしか思えない。何とかしてくれないか?」
「何とかできるならやってやらん事もないが…何分これはな…」
「え? まさかもうわかってる?」
「たぶんな」
恐らく、だが。こいつの言うとおり、ヒバがやたら睨んでくる要因は他にある。普段の相思相愛具合からは考えられないこの状況だ。例えば崖でヒバと俺が落ちかけていたら間違いなくヒバを助けるだろう。
 とりあえず、そんなことだからよっぽどのへまをしない限りヒバがこいつを嫌う事はない。時期的に何かあってもおかしくない時期だし。
「り、理由は?」
「教えても無意味だから教えん。あと一週間もすれば元に戻るから。それに、ご飯は食べるんだろ?」
「それはもちろん…だけど、本当に? 本当に元に戻るの?」
「なら問題ないな。お前を嫌ってるわけではない。ただお前の後ろを警戒してるだけだろう」
「……うしろ?」
少し青ざめた顔で後ろを向く。何かがある事はなく、ただいい夏の景色が広がっているだけ。
アイスコーヒーをすすりながら、十分阿呆には聞こえる、だけど小さく呟いた。
「そろそろ盆だな」
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コメント
No title
うわあああ
猫のほのぼの話かと思って開いたらホラーだった……
動物は幽霊が見えるってよく言いますよね
うちの猫もたまに何もない空間を威嚇してたりする……
鴉の濡れ羽│URL│2010/03/21(Sun)09:28:58│ 編集
No title
ああ、自分はやっとバイト地獄と講義のダブルパンチが終わって時間ができたころなのに…

なるほど動物って人間には見えないものを見たりするって言いますからねw
タイチョー│URL│2010/03/21(Sun)09:33:07│ 編集
ノータイトル
今回はヒバは会話内のみで登場ですか…いいからもっとヒバ出s...

ついてるだけで害がないならそのうち猫もなつくんですかねぇ…?
ショルマ│URL│2010/03/21(Sun)09:57:57│ 編集
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